≪2024年2月14日掲載≫
日本協会では、実務上問題となっている国際法上の論点につき、実務家と国際法研究者との合同勉強会を開催しています。
実務界、学界共に若手を中心にこの勉強会を企画・運営し、これを通じて、アジア国際法学会の1つの目標である「実務界と国際法学界の関係強化」の礎作りの契機とすることを願っています。
2023年度 国際法研究者実務家勉強会
テーマ:「AIガバナンスのゆくえ」
日時:2024年3月13日(水)18:00~20:00
実施方法: Zoomによるオンライン形式での開催
近年、AI技術は急速な発展を見せ、特に生成AI(Generative AI)の台頭により、その利便性に対して多くの注目が集まり、人々の生活やビジネスに大きな影響をもたらしています。その一方で、AIの運用を巡っては、以前から、差別の助長やプライバシーの侵害の可能性といった個人の人権侵害に関する懸念や、民主制や国家の安全保障についての懸念が生じており、そこに生成AIの台頭で著作権や秘密情報といったビジネスに関する問題についての議論も加わった状態となっています。そのため、AIに対する法的・倫理的側面からのコントロールの必要性とその手法が国内外において議論され、現在進行形で急速に整備されつつある状況です。
本勉強会では、急速に発展するAI技術に関して、主としてAIの利活用に伴う諸問題、各国の反応・動向、AIガバナンスの在り方、国際的なルールの在り方を中心とするAI規制の今後について、研究者・実務家の垣根を超え、議論していきます。
報告者:
渡邊 満久(principledrive株式会社 代表取締役/principledrive法律事務所 弁護士)
ティティラット ティップサムリットクン(タマサート大学法学部 Lecturer)
企画担当委員兼ファシリテーター:
土門駿介(AsianSIL日本協会研究企画委員、アンダーソン・毛利・友常法律事務所 弁護士)
参加登録:
*勉強会にはどなたでもご参加いただくことができます。
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