≪2013年11月28日掲載≫
「投資協定仲裁における最新の動向」をテーマとする国際法研究者実務家勉強会が12月3日(火)15時より神戸大学において開催されます。プログラムの詳細は下記をご参照ください。
企画自体が急遽決定されたという事情のため、間際のご案内となり大変恐縮に存じますが、参加費無料・事前登録不要ですので、参加ご希望の方は当日直接会場までお越しください。懇親会への出席をご希望の方のみ、下記要領に従って玉田会員あて事前にご連絡をお願いいたします。
講演者:James Claxton (ICSID Legal Counsel)
論題:投資協定仲裁における最新の動向(英語で報告・質疑応答)
日時:12月3日(火)15:00~
3:00から4:30までは講演会形式です(大学の学生・教員向け)。
その後、5:00から6:00まで、実務家の方とのディスカッション形式になります。
場所:神戸大学六甲台キャンパス・第2学舎120教室
六甲台キャンパス地図:④の建物です。
【懇親会のご案内】
勉強会の後に、講演者を囲む懇親会を企画しております。ご希望の方は、12月2日(月)までに神戸大学・玉田准教授(tamada[at]port.kobe-u.ac.jp)までご連絡ください。場所と時間は追ってご連絡差し上げます。
※ (at) は @ に置き換えて下さい。
【講演者紹介】
James Claxton氏は、パリを中心として国際商事仲裁の弁護士として活躍された経験を評価されて、本年から、投資仲裁の中心であるICSID(投資紛争解決国際センター)において多くの著名事件の事務局・書記官を担当されています。まだ若い方ですが、国際仲裁(商事仲裁及び投資仲裁)実務のエキスパートです。
【投資仲裁】(玉田会員による解説)
海外投資に関して生じた投資家と投資受入国との間の紛争を解決するための制度として、投資仲裁(ISDS:investor-State dispute settlement)を用いるケースが急増しており、新たな国際法律業務の市場として、仲裁を専門とする世界中の優秀な法律家達を惹き付けつつあります。現在、日本が締結に向けて交渉中のTPPの投資章においても、ISDS条項が盛り込まれる見込みです。また、日中韓投資協定(2012年署名)でもISDSを利用することが規定されています。今後の海外ビジネスの展開にあたって、企業の利益を守る武器として非常に重要なものになっていくものです。必然的に、法律実務家にとっても大きな市場になると考えられます。
以上