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国際法研究者・実務家勉強会のお知らせ(2014年1月10日開催)

≪2013年12月11日掲載≫
 
本協会の主要な活動の柱のひとつであります国際法研究者・実務家勉強会を1月10日(金)18時半より、大手町のユアサハラ法律特許事務所にて開催いたします。今回のテーマは「未批准はハードルか―国際基準の活用をILOの適用監視メカニズムから考える」というもので、吾郷理事長の専門分野でもあり、実務的にも大変興味深い論点が多く、活発な議論が期待できます。年末年始で皆様大変お忙しいとは存じますが、どうぞ奮ってご参加ください。プログラムの詳細は下記をご参照ください。
 
ご出席をご希望の方は、下記要領に従って勉強会幹事あて(メールアドレスも下記)ご連絡をお願いいたします。
 


 
講演者:大村 恵実 弁護士(日本弁護士連合会・国際室・副室長)
論題:「未批准はハードルか―国際基準の活用をILOの適用監視メカニズムから考える」(仮題)

 
コメンテータ:吾郷 眞一 立命館大学教授(アジア国際法学会日本協会理事長)
 
日時:2014年1月10日(金)18:30~20:15
場所:ユアサハラ法律特許事務所・大会議室

東京都千代田区大手町2丁目2番1号 新大手町ビル206区(受付)、248区(会議室)
 
参加費:無料(非会員でもお申込み可能ですが、会場収容人数の関係でご希望に沿いかねる場合がございます。あらかじめご了承ください。)
 
準備の都合上、できましたら1月6日(月)をめどに幹事< asianil.jp (at)gmail.com>宛に研究会及び懇親会の出席のご連絡を頂けますと幸いです。
(お手数ですが、(at) を半角@へとご変換下さい。なお、アカウント名のasianilとjpの間には、半角ピリオドがございます。)
 
お名前:
ご所属:
勉強会: ○ ×
懇親会: ○ ×
 
【懇親会のご案内】
勉強会の後に、講演者を囲む懇親会を企画しております。場所と時間は追ってご連絡差し上げます。
 
【講演者紹介】
2002年から日本で主に労働法及び女性の権利分野で弁護士実務で活躍され、2010年から3年間、ILO国際労働基準局(ジュネーブ本部)にて批准条約に関する政府報告書審査を担当された後、帰朝されたばかりです。
 
【企画の趣旨】
条約を批准していない場合、国内では適用されないという結論のみで議論がストップしてしまいがちです。しかしながら、サプライチェーンのグローバル化が進む中、日本が未批准の条約であっても、他の批准国において強いインパクトを与えている場合、日本の企業活動に影響を与えることも考えられます。また、国内人権課題の解決にとっても、未批准条約に規定される基本的原則の理解が鍵となります。それゆえ、未批准条約が他の批准国においてどのように実施されているかに関する国際的な議論(特に、国際的な適用監視メカニズムがどう機能しているか、また批准国内にどのようなインパクトを与えているか)を分析することで、国際基準を実務(訴訟・企業法務を含む)で活用する道があり得ます。このような観点からILO条約の運用に関する最新のご知見をふまえてご講演頂きます。
 
以上